完全オフレコのプライベート空間なら、ヘイトも何もそりゃあ有るだろう。それがダメなんじゃない。
でも、「中国嫌い!」「韓国嫌い!」って言ってる間に、日本が世界から相手にされなくなったら、どうする気だろう。
日本人のマナーが悪い
資本経済の発展が全てではない。そこを突かれてしまっては、「失われた20年」或いは「30年」かも知れない中を、なかなか取り戻せないでいる日本は、木っ端みじん間違いなしなのだ。
だからこそ、「人」が成熟しているという部分で圧倒的に勝つしかないはずである。
しかし、残念ながらそうなっているとは思えない。
日本全国、どこでもインバウンドは無視できない状況になっているが、石垣島のラーメン屋さんの記事が、日本人としてとても哀しい。
沖縄タイムスの記事「日本人客お断り」
そもそも、「カネ払ってる方がエライ」的発想に、大らかさが全く感じられない。「金持ち喧嘩せず」の真逆。
相手のミスに異常に厳しい
ビジネスで日本からモノを買うとしよう。日本製品の信頼性の高さは相変わらず世界トップクラスなので、相手国からはとても喜ばれるらしい。
ところが、日本にモノを売ることについては、やや躊躇してしまうところも有るようだ。それは、不良品に対する基準が異常に厳しいから。
不良品があるよりは無い方が良いに決まってはいても、○か×の物差ししか無くては、どうしても相手を見下すような関係になって、絶対に欠かせないはずの、win-winが構築されにくい。
前述の「カネ払ってんねんぞ~」が表に出過ぎると、どうも却って貧乏くさいのだ。
先進国の幻想
百歩譲って、今でも日本が「先進国」だとしよう。しかし、大した策を施す訳でも無いのに、当の日本人は、それが永遠に続くと思っているフシがあると思えてならない。「幻想」と呼ばずして、何なのか?
新しい戦略
いつまでも、勤勉さを売りに大成功した時代を追っても失敗するだろう。勤勉さなら、例えば他のアジアの国の若者だって素晴らしい。
先駆者として、次の時代もリードしていけるよう、尊敬を集めるのが大切なのに、イスに座って踏ん反り返っているとは何事か!
勘違いも甚だしい。
森下昌彦(えむもりさん)
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