目指す世界観、空気感を表現する旅 ~人生はアートだ~

何を成すにも、行動が一番大切だ。とにかく失敗してもいいから、行動してみないことには1ミリたりとも事態は動かない。

でも、その前に「何を為すか?」が明確になっていないと、動きようがない。そして、動機付けを高めるためにも、そのビジョンは考えうる限り強烈にはっきりとイメージ出来ている方が良いだろう。

大切なのは、そこなのだ。

目指す世界観、空気感を表現する旅 ~人生はアートだ~

自分がこうしたい、こうありたい、という欲求を、どれだけ形に出来るかが、人生そのものだと感じている。思っているだけじゃなく〝表現する〟ってこと…。

身の丈に合った、それなりの人生が悪いとは言わないが、燃えたぎるものがある訳でなく、日々の生活のために給料をもらうためにどこかで労働する、というだけでは命の浪費だと思えてならない。

だからどうしたい?

もう何年も前の話だが、「欲しいもの100個」をエクセルに書き込んでみたことがある。

これが、なかなか難しい。10個や20個まではまあ容易いが、そこから先が意外にも、かなり頑張って搾り出さないと浮かばないのだ。

都会はキラキラ
そりゃ、「欲しいモノ」が溢れてるはいるが…

「こんなものか」と愕然とする

つまり、こうである。

普段の日々を「何となく違うんだけどなぁ…」と思いながら過ごしていたとしよう。じゃあ、どうすれば満足なの?と自分に問いかけてみると、思うほど〝問題山積ではない〟ことに気付く。

そりゃぁ、「フェラーリに乗りたい」とか、現状では突拍子もないとしか言えない事については、その実現までの距離の遠さから、「大問題だ」と受け止めてられても仕方ないものの、お金で解決出来る、という意味においては、一番分かりやすくて些細な問題と捉えることも出来る。

強烈なビジョンに向かって、燃えたぎる日々を送ることができていない自分の不甲斐なさにイライラしているわけで、そこを見誤ると、もしフェラーリを手にしても、やっぱりどこか満たされない感覚は残るはずだ。

物質的な満足感という意味の夢も、そりゃぁモチベーションupにはなろう。しかし、本質的な部分に迫ると、より大切なのは、孫正義さんの言葉を借りるでもなく、「事を為す」ことなのである。

自分が描く未来像、その空気感にどれだけ迫れるかが、人生そのものなのだ。「嫌だなぁ」と思う事をやっている暇は、もはや無い。

夢を書き出す

より実現に近づけるために、夢を書き連ねてみるのは、正攻法だと思う。「潜在意識に刷り込む」というヤツである。

大きなビジョンがあって、それを実現するための「事業」ともいうべき柱を何本か建てる必要があるだろう。そのためには何らかの「モノ」も必要になってくるに違いない。ひと口に「夢」と言っても、その三段階くらいのイメージで捉えないと、ゴチャゴチャになっては収拾がつかない。

時に、目指すビジョンがボヤけて、その中で「フェラーリがない!」と騒いでも、自己否定が強まるだけなので要注意。

フェラーリ
欲しいけど、「本質」とはズレている?

ガウディのような天才なら、頭の中に設計図が入っていただろうが、凡人にはそうはいかない。

書いて、進路を目で確認しながら、人生を仕上げていくのだ。

目指す世界観、空気感を表現する旅、すなわちアートなのだ。人生は自分自身が創造するものなのである。

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森下昌彦(えむもりさん)

大阪在住50代。妻と1女1男。  長く医療業界に携わったが、軸足を移すことを模索・実行中。 詳しいプロフィールはこちら