求職活動をしても、そう簡単に次が見つかる訳ではない。
その間も固定費が必要なことに変わりはないから、あっという間に〝ショート〟してしまう。もともと蓄えが充分とは言えないことが大問題なのだが、それは今回は置いておく。(奥さんゴメンナサイ)
さて、どうしよう?
「年金の掛け金が払えない…」さて、どうしよう?
困ったどうしよう…と思う時の、自分自身の心の内を覗いてみるとする。一見「どうしよう?」と迷っていそうではあるが、実は次に取るべき行動の選択肢は、既にかなり絞られている。
ホントに八方塞がりで手も足も出せません、「分かりません!」という状態に陥っているのではなく、何をすべきか分かっているけど踏み出せないだけであることが多い。
情報過多とも言えるこの時代だ。何処かに提示されているはずの方法を見つけ出すことに、それほどの手数は要しない。
見殺しにされたりしない
何だかよく分からないが、督促状的な書類が送られて来るはずだし、それを見れば減免の制度があることも分かる。とりあえず年金事務所に相談に行くだけでも、何もしないよりは何倍も前進できるに違いない。
世間に対して底知れない背徳感を覚えるし、自ら「無価値」のレッテルを貼られに行くようなものだ、とも思うのだ。
しかし、大方の人がそうではあるとはいえ、何年も真面目にコツコツと働いてきたからこその〝ご褒美〟だと捉えて、堂々と権利を行使しても良しとする。
実際「ショート」してきているのだから、背に腹は替えられない状況だ。
あっけなく手続きが終わる
僕が具体的に行動したことは、年金事務所に行って、「求職中なので、減免処置をして欲しい…」と言っただけだ。書類を数枚書かされて、あとはそれを元に審査されるので、しばらく結果を待つことになった。
たったそれだけだし、どの程度の結果が通知されるかはよく分からない。でも、たったそれだけで気持ちは驚くほど楽になった。
何もしないでイライラしていた状態と、僅かでも光が見えたかな?と思えるのとでは、精神的に雲泥の差があることがよく分かる。
「年金の掛け金が払えない→相談に行く→楽になる」が、いとも簡単に現実化してしまった。
まとめ
「相談に行く」という方法があることは、最初からわかっていた。やれば良いだけなのに長い間やらなかった。それが「悩みの長期化」を生み、自らの首を締めることに繋がる。
多くの方が仰るとおり、今回しっかりと実感できたのは、「行動するだけで楽になる。何もしないから不安が高まる。」ということ。
じっとしていると、何も起きないばかりでなく「自分を責める」「他人を責める」に終わってしまいがち。より話がややこしい方向へ向きかねない。
とは言え、新しい行動に不安は付きもので、最初の一歩はスッと出ないのが普通。そう、誰でもそうなのだ。
だからこそ、ただ目の前の一点に集中して、遠くを見過ぎて途方に暮れるのを避けるべきだろう。最初の一歩を、いや半歩でも良い。上手くできる出来ないは別にして、とにかく1ミリでも前に出る。
こうして、目標のハードルを思いっきり下げて行動してみることが肝だ。足の〝踏み出し方〟はもう世の中に溢れているのだから簡単に見つかるし、それは誰かが通ってきた道だという意味でもある。楽勝である。
森下昌彦(えむもりさん)
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