元々、早起きは苦手な方では無い。しかし、それはその様な機能が、我が身に備わっているのではなく、単に前の晩に早く寝ようとしているだけだ。
そして、それを積み重ねてきたら、いつか習慣に変わっていたに過ぎない。
削ぎ落としてマインドを整えた先にある「幸せ」
最近転職したことで、生活のサイクルが少し変わった。今までより早く家を出るようになったし、帰りも遅くなった。
特に朝は、僕以外の家族がまだ起きないうちに、静かに準備してコッソリ出ていく日々である。
当然ながら、睡眠時間の確保がこれまで以上に課題として浮き彫りになってきた。
そこで、僕が改めて徹底しようと思ったのは、たったの2点。
ハイパフォーマンスの1日は早起きから
- 生活のリズムを崩さない
- 睡眠の優先順位は何がなんでも常に1番
生活リズムは即ち習慣である。早起きは習慣である。
そこから転げ落ちてしまう落とし穴は、休日にある。
「疲れているから」と、昼まで寝ていては、元のペースに戻すのに3日くらい平気で掛かる。
だから、休みの日であっても普段通り、100歩譲ってもプラス1時間程度までに絶対に起きる。
ただし、メッチャメッチャ疲れている時も確かにある。そんな時に限っては、妻と子供たちを送り出したら、〝泥のように眠る〟も許すことにしている。何事もある程度のアソビは必要だ。
さらに、睡眠不足でパフォーマンスが落ちることの損失を軽く見過ぎでいる自分を、強く戒める気持ちを失ってはいけない。
「早く寝なきゃあ」と思った時に、ふと目の前に現れる〝とても重要そうに見えるもの〟は、「全て雑用である」とバッサリ切り落とせる潔さこそが、情報の洪水から身を守る唯一の方法なのだ。
ノイズを遠ざけて新しい自分に
深く考えるまでもない。しっかり寝て、身体もマインドも整えた状態で朝を迎えたヤツに、寝不足の自分が勝てる要素など、微塵も無いのは明らかだ。
いわゆる「断捨離」が唱えられて久しいが、「部屋が片付いてスッキリして気持ち良い」だけの効果に留まらず、それが周りに感謝できる自分を呼び起こすとか、自己肯定感が高まるとか、要するに幸せの土台となるマインドが「整う」のだ、ということが言われている。
睡眠の重要性を認識するのもそれと同じで、雑音を遠ざけて本当に大切なものだけにフォーカスすることが、一見シンプル過ぎて呆気ないが、「出来る人」が行き着く境地なのではないか?と思っている。
「出来る人」とは、もちろん収入が多いとかそんな意味ではない。幸せが実感できている人のことだ。
森下昌彦(えむもりさん)
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