朝起きたその瞬間、これから始まる一日にワクワク感を抑え切れない。そんなことが、これまで何回あっただろう?
「そんなものなくて当然」と、思いながらも頑張れるのが大人だろうか?
「ダメ社員感」がハンパない
例えば仕事でミスをしたとしよう。お客さんからクレームを受けたとしよう。
普通は、「しもた!」「しっかりせんと…」と思うだろう。ところが今の僕は、その感情の振れ幅が、プラス側にもマイナス側にもとても小さい。
「そんなもん、俺は俺やないか」と、どこか諦め気味で他人事なのだ。
失敗しても自信を失わず、力強く前へ進んで行こう、というのとは明らかに違う。
我慢してるだけ
何故だろう。
最初に言っておくが、僕は何事にもいい加減で、半ばふざけていて、不真面目で…というタイプとは違う。むしろ、真逆だと自覚する。
だから、苦しくてもしっかり我慢して続けることこそが美徳だと信じてきた。
でも、これからは信じない。我慢した先にこそ良いことが待ち受けている、というのは幻想だ。
我慢したり辛抱したりすることよりも、もっと大切なことがある。
楽しむことだ。
楽しむことができる人が最強なのだ。
50はまだ人生半ば。でも、誰もがそれを「まだ若い」と評価してくれる訳ではない。
今の仕事を、ただ我慢して惰性で続けているだけじゃないか!と痛感したからといって、いきなり翌日から〝楽しむこと最優先路線〟に完全移行出来ないだろう。
準備も順番もある。
でもそれを、出来ない理由にするつもりはない。ひとつひとつ、準備と順番を整えて進む決意をする。
何かのせいにしているうちは進めない
何か自分以外のものに責任をなすりつけたりは、絶対にしないでおこう。「なんとなく違うなぁ」と思いながら、毎日をやり過ごすのはもう御免被りたい。
人生を切り開くキーは、自分自身の手中にしかない。
流れに乗っても、それだけではやがて淀んでしまうだけ。自らの意思で自分の目指す水を求めなくてはいけない。時代的にも、間違いなくそう変化してきている。
頭に描く空気感を求めて、泳ぎきるのだ。その過程をも楽しんでしまうのだ。
今日も明日も、毎日がゼロからのスタートだ。挑戦が終わることはない。そんな心持ちでいるときにだけ、きっと目が輝いている。誰もがそうだろう。そしてその人の周りには、そんな波長と情熱に共鳴する人たちがまた集まってくる。
それこそが僕の求める空気感だ。
手に入れたい〝自分ワールド〟
じわっと、感情を抑え込むかのように覆いかぶさってくる、薄い膜のようなものを、綺麗さっぱりと取り払ってしまいたい。
ワクワクするフィールドへ飛び込んで行かないと、この薄雲は永遠に晴れない。つまり、ダメ社員は永遠にダメ社員のままだ。
森下昌彦(えむもりさん)
最新記事 by 森下昌彦(えむもりさん) (全て見る)
- 「この曲は現在、この国または地域で入手できません」ってなんだ? 〜iPhoneで音楽が聴けない時の対処法〜 - 2022年1月23日
- ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか 〜ドイツ車に乗ってもドイツ人の様にはなれなかった僕が今思うこと - 2022年1月16日
- 年賀状作りはオワコンなのに、僕がそれをやめない理由 - 2022年1月8日