小豆島北海岸は屈指のサイクリングロード ~豆イチ前の試走で味わい尽くす~

5月12日の「豆イチ&無人島BBQ」を前に、体を慣らしておかないといけない。そう思って、本番1週間前のGWに出走してみた。

三都から安田方面に向かって、時計と逆回りにほぼ一周。スタートが遅かったので、小江の方まで行くのは省略して、「夕陽ケ丘で絶景を見よう」を目指すことにした。

予想通りしんどかったが、疲労感が心地よく、ついでに「美味しい」も満喫できた。

早速紹介しよう。

小豆島北海岸は屈指のサイクリングロード

三都がホームの僕にとって、岡山県側に面した小豆島北海岸はちょっと馴染みが薄いと言うか、そこそこ遠い。

それゆえ、今でも新鮮味はあるが、今回の「豆イチ」のコースでは、安田から大坂城残石記念公園までの山道が、一番の難関どころなので、「新鮮」とばかりは言っていられない。

福田までの急坂や、その先の次々現れるダラダラ坂は結構堪える。

走りやすい

小豆島は、坂手土庄間の南海岸がメインロードなので、交通量が多いしところどころ道幅が狭い場所もある。従って自転車にとっては、平坦ではあるが要注意でもある。

その点、北海岸は「サイクリングロード」そのもの。開放的で道幅は確保されているし、海を望む景色が素晴らしい。走りやすいのだ。

だからこの際、坂を楽しんだ方がいい。

「珈琲とブーケ。」でひと息

坂が厳しいからと言って、「目を釣り上げて歯を食いしばって」ばかりでは辛い。「休憩命」も大切な心がけのひとつ。

岩ヶ谷の「珈琲とブーケ。」で熱いコーヒーを一杯。チーズケーキも美味しいし、なんと言ってもテークアウトが嬉しい。

しかし、都会のカフェのテークアウトとはちょっと違う。目の前の海岸で潮風を感じながらのコーヒーブレイクを満喫。テラス席どころの騒ぎではない、海独り占め状態。小豆島最高!

珈琲
外は眩しすぎる明るさ

大部の「サンワ」は地元民激推しの名店

大部港のフェリー乗り場のすぐ横の「サンワ喫茶店」は、知り合いの地元民の方々が口を揃えてオススメする、行かなきゃ損する名店なのだ。

細い階段を上った先に、大きな窓のお食事スペース。窓の向こうは、イタリアの地中海ばりの風景で、ボリーム感たっぷりのスパゲティとともに、「ガツンっ!」とエネルギーチャージをしてくれる。

イタリアンスパゲティ
チーズをたっぷりかけて、「美味い!」

脚にきた!最後の激坂

ここまで来れば、スタートして60キロくらいで、坂の連続に相当痛めつけられている筈だが、小江、四海方面をショートカットして夕陽ヶ丘の方へ進むと、最後に更に追い討ちをかけられる羽目になる。

それを覚悟して急坂を登るが、なにぶん北浦から馬越までは遠い。抵抗の余地すら見えず敢えなく撃沈。右手に現れる、沈みゆく夕陽をバックにした絶景に、暫し我が身を溶け込ませてみる。その瞬間、息の乱れと脚の疲労のことは完全に忘れてしまっていた。瀬戸内万歳である。

夕陽ケ丘の絶景
夕陽の名所

まとめ

その後、一気に三都まで戻ったが、総行程5時間ほど。休憩を全部で1時間ちょっとくらいした筈だが、僕のレベルではハイペース過ぎたかもしれない。

最後の最後、蒲野の峠では殆ど止まってしまうのでは?くらいのスピードまで落ちてしまったのだ。

しかし、自分の状態を掴むには、良いテストが出来た、と言える。何回も走った道でも、直前に感覚を取り戻しておくと、気分的にかなり余裕を持って臨める。

美味しいもの付きで、気ままに走れて、心も洗われて、健康の面でも非の打ち所がないだろう。

自転車バンザイ。小豆島バンザイ。バンザイばっかり…。最高なのだ。ありがとう!

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森下昌彦(えむもりさん)

大阪在住50代。妻と1女1男。  長く医療業界に携わったが、軸足を移すことを模索・実行中。 詳しいプロフィールはこちら