中一の娘が、英語の宿題をしていた。家族を英語で紹介する、というものだそうだ。
娘いわく、父親である僕を紹介するのは簡単らしい。
「名前と、趣味は〇〇、××、△△、**、※※とか書くだけで、結構長くなる」と言うのだ。
なるほど、確かに「多趣味」と言えなくは無い。
でも、「多趣味」の響きから連想できる、明るく有意義な心持ちの日々とは、かなり乖離があるぞぉ~!
My favorite が沢山あるなら、とことん突き詰めなきゃ!
意外にも、自分のプロフィールを書くのは難しい、というのは多くの方が感じておられるのではないだろうか。
そんな時は、代わって誰かに書いてもらうのもひとつだ。自己探求に他者の目を利用する、という訳だが、何事においても視点を変えることが好循環を生むことはある。
「つまみ食い」を抜け出す
僕が多趣味とするならば、今僕のココロにある〝満たされない感〟をどう捉えれば良いのだろう。
多趣味で生き生きした人を目指したいという思いは、間違いなく僕の中にある。その思いが、ある程度形になって現れているからこそ、娘は僕をそのように評価してくれた。
ならば、あと少し「突き詰める」という領域にまで達するより他にない。自分が踏み入れたことのない風景を見に行くのだ。
つまり、中途半端。今までやってきた範囲をウロウロしていても、人生を変えるほどの胎動は起きない。
努力と貢献
成功者は、どの人も死ぬほどの努力をしている筈だ。
本人が努力と感じていないとすれば、それはとてつもなく好きな事をしたから。または、「人様のために」という思いが強すぎて全然苦痛じゃなかったから、その何れかだと想像できる。
「人様のために」は特に大切だけれど、あらぬ事かその人様をそっちのけにする程、自分を貫き通すことが求められることになる。そして、もちろんそれを、人様の目を気にすることなくやり続けるのだ。
もしかして娘は、何も分かってないような顔をして宿題をしながら、親父にエールを送ってくれているのかも知れない。そう信じている。
森下昌彦(えむもりさん)
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