「ファッションって何?」ってくらい、そっち方面には無頓着な僕だが、靴はそれなりに良いモノを選びたいと思っている。
「高価」という意味ではなく、フィットして疲れにくくて、かつ見た目がカッコいいのが「良い靴。」
ネット通販で無数の品揃えの中から選択できるのは、一時代前には絶対に無かった楽しみのひとつだが、リアル店舗に劣る部分もあるにはある。
NIKEの公式オンラインストアは最強
高校生の時分までは、大きくて幅広で甲高の足にとにかく悩まされた。正直なところ、入ればOKだった。
そんなに大きなサイズを展開するメーカーも少なかっただろうし、流通量も情報も今とは比較にならず、何処に売っているかなんて分からなかった。
ネットがもたらした恩恵が絶大であることを認めつつ、一方で、どんなに気に入ったデザインであろうと、試し履きもせずに靴を買うのは、あまりにリスキーなのは言わずもがな。
同じサイズ表記でも、モノによって大きく感触が異なるし、ほんの僅かな違和感でも我慢ならないこともあるのが足なのだ。
ならば「返品可能」と謳ってあるサイトが重宝するのは必然。
そこで、最近NIKEの公式オンラインストアとABC-MARTのオンラインストアを立て続けに利用したので、比較してみることにした。
試し履きOK
両者とも「履いてみてダメなら返品してね」というスタンスには違いがない。
ただし、無制限に返品も交換も出来る訳ではないので要注意。
安心度に差が…。
雨の日用に、コンバースのGORE-TEXをABCで注文してみた。これまでコンバースには縁がないので、サイズ感が分からない。その点「返品OK」なので気楽だ。
届いたものを見ると、予想よりもかなり細身な印象で、履いてみるとやはり一発アウト。入らない。即刻返品決定!
そこで、サイズ変更の旨をメールする。「在庫あります」のお知らせが返って来て、そこから返送作業に入る訳だが、梱包してコンビニに持っていって伝票を書いて、の一連の作業が面倒な上に、返送費はこっち持ち。
いちいち¥1,000以上掛かっていたのでは、何回も送り返して、納得いくまで選びなおすのは、やや現実的ではない。
対して、NIKEの公式オンラインストア。「エアズームゼロ」が届いた時に、「商品サイズ/カラー変更用紙」が入っていたので読み返してみた。
そこのQRコードを読み取れば佐川急便が自宅へ集荷に来てくれる仕組みだそうで、梱包だけしてあとは待てばよい。
費用は掛からないし、かなり気軽。ただし、「1回だけ」と書いてあるので、納得いくまで何回も送ってもらう訳にはいかないのは、ABCも同じ。
僕の場合はNIKE歴が長くて、大体のサイズ感は分かるので大きく失敗することはないだろうし、返送費無料ならやっぱりこちらの方に「最強」の判定を下してしまう。
当たり前だが、いくら試し履きOKでも、実際に外で使うのはご法度。うっかりタグを切ってしまってもアウト。最低限のルールは勿論ある。
まとめ
最初にも書いたように、僕は特にファッションに興味がある訳ではない。だから、そんなに時間を掛けてまであれこれ悩むのは無駄だという価値観を持っている。
その点、ネットの便利さはやはり素晴らしい。
僕の専属スタイリストである妻からは、時折実に厳しい意見が飛んでくるが、しっかり耳を傾けている振りだけでもしておくと、ほんのタマにではあるが、プレゼントと称してシャツを買ってくれたりもする。
それなりに物欲も満たされるし、実に快適なのである。
森下昌彦(えむもりさん)
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