マウスピース愛用者です ~体の衰えに感情を引きずられないために~

6~7年前から、3ヶ月に1度のペースで歯医者の定期検診に通っている。

その当初に指摘されたのが、「歯ぎしりが酷そうですね」ってこと。

早速マウスピースを作って使い始めたが、寿命がきたので新調することにした。

使い始めたきっかけ

歯に、引っ掻き傷のように跡がついていて、表面が擦り減っているらしい。それだけなら支障なさそうだが、歯ぐきに負担がかかり過ぎて良くないそうだ。

さらに、噛み締めすぎて歯が砕ける、なんて自体を招くことも…。

さらに悪いことに、妻の機嫌を損ねる原因となる。

今思えば、新婚当時は我慢していてくれたのだろうが、最近はそうはいかない。自分が睡眠不足で日々疲れを溜め込んでしまうのは、全て僕が悪いことになっている。〝けちょんけちょん〟である。

砕けた!

そんな経緯もあって使い始めたマウスピースが、粉々に砕けた。朝起きて外した途端に、バラバラになったのだ。

早速新しいのを作らないと、歯はもちろん、夫婦関係にヒビが入りかねない。

罵倒に耐える

その週末に歯医者さんに出かけて、型を取ってもらったら、出来上がるのがその1週間後。したがって、合わせて10日間ほどは、再び妻の罵倒に耐えなくてはならなかった。

安寧の日々到来?

待ち望んだニューマウスピースが出来上がって、初めて使った翌朝。これでまた穏やかな夜を送ることが出来ると、安堵して口から出したその途端、なんと「割れた!」

寿命は一晩
たった一晩で、この惨状…

罵倒に耐える 2

その週末に、また型取りからやり直し。その1週間後は祝日なので、受け取りはさらに1週間先になりそうだ。

合計20日間ほど…。

罵倒に耐える精神力は残っているだろうか?夫婦関係にどれ程のダメージを及ぼすだろうか?

対抗策

ただ堪え忍ぶだけでは芸がないので、ちょっと策を練ってみた。

Amazonで、「歯ぎしり軽減マウスピース」を注文してみたのだ。

この謳い文句どおり効果があるなら、約¥2,000の出費は安い。何しろ夫婦関係の危機なのだ。

救世主
救世主?

罵倒に耐える 3

残念ながら、騙された。

「綺麗にフィットする」と書かれていたが、こんな「グニャグニャ」なのを口に入れて、落ち着ける筈がない。

夜中に何度もえずいて、「おえぇ~」となった。寝てられない。

罵倒が続くことが、確定した。

グニャグニャ
こんなに「グニャグニャ」では…

「永遠」などない

紆余曲折の末、やっと訪れた静かな日々。「ラブラブ」には程遠いが、一応夫婦関係の危機は脱したかに見える。

この歳になると、少しずつ感じるようになるのが「衰え」である。

体の変化に敏感になって、メンテナンスすることが、この先の人生の充実度に直結してくるだろう。

夕暮れ
夜の次は朝が来る

また、家族関係にも同じことが言える。メンテナンスを怠ると、なにかとささくれ立ってやりにくい。

何ごとにも、「永遠」などないのだ。凝り固まらず、対応していかないと、自分が苦しくなるだけだ。

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森下昌彦(えむもりさん)

大阪在住50代。妻と1女1男。  長く医療業界に携わったが、軸足を移すことを模索・実行中。 詳しいプロフィールはこちら