もちろん携帯電話は持っているし、よく使う。
確かにお世話になってはいるが、それにしても通信費が高過ぎはしないか?
そこで、格安SIMに変えて、固定費を削る作業に取り掛かってみることにした。
いつの間にやら必需品
携帯電話を持ち始めて、20年以上にはなるだろう。最初docomoを使っていたが、結婚を機にソフトバンクに乗り換えた。〝家族間通話無料〟に惹かれたからだ。
今では隔世の感がある、超クラシックな通話機能のみの機種からスタートして、今はiPhone SEの64GBモデル。
「無料通話に惹かれた」と書いたが、実際にはそれほど通話はしない。家族間ならLINEで済ませることが多くなったし、外出先でネット接続するための道具というのが、主な使い道だ。
自宅にはJ:COMの光回線が引いてあるので、ソフトバンクの回線に乗っている時間は限定的。平日の昼間は、ほぼ「お休み」状態。
これで、コンスタントに月¥8,000オーバー。僕は、かなり高いと感じる。
思いたったら動く
僕の場合、11月と12月の2ヶ月間が、ソフトバンクの契約解除違約金発生を回避できるチャンスである。
これは各自よく調べた方が良い。事務手数料は仕方ないにしても、時期を逃しただけで¥10,000ほどの出費になってしまう。ほんとアホらしい。
各MVNOを調べてみたが、どれも一長一短。特に大きな差は感じられないので、自宅の回線を引いている関係で、J:COMの「Dプラン」というやつを選択。
しばらく使ってみて、細かい内容を変更できるならそうしてみようと思う。実際にどれほど安くなるかは、現時点では未知数。
端末はどうしよう?
今使っているiPhoneのSIMロックを解除して、そのままカードだけ入れ替えて使い続けるというのが、一番安上がりだし簡単。
そう考えたが、厄介なことが起きた。
現行iPhone SEは、僕が独自に中古ショップから買ってきたSoftBank版iPhoneで、以前の使用機iPhone 5sに入っていたSIMをそのまま入れ替えただけのものだ。
そうすると、ソフトバンク側には、僕は今もiPhone 5sを使っているという情報が残っていて、WebからSIMロック解除することが出来ない。
そこで、店舗へ出向いて相談してみたのだが、簡単に突っ撥ねられてしまった。
「出来ない。SIMフリー版を買え」の一点張り。まったく揺るがない。
当然出来るものと思っていた僕は、まさに鳩が豆鉄砲を食った状態である。
調べてみた
中古スマホのSIMロック解除要請に応じるかどうかは、各キャリアによって少し対応が異なるようだ。
僕の個人的な印象では、docomoは比較的〝心が広い〟感じ。対してソフトバンクは〝完全拒否〟の様相。
つまり、技術的に出来ないのではなくて、「やりたくない」のである。
まあ、理解は出来る
ラケットのガットだけ何処かで安く買ってきて、「張ってほしい」とショップに持ち込んだら嫌がられるだろう。
車のタイヤを何処かで安く買ってきて、「着けて」とオートバックスへ行ったら、断られるか、かなり割増の工賃を請求される。
利幅のうす~いことはやりたくないのが当然だろう。
しかも携帯会社の場合、SIMロック解除は他社への流出とイコールなのだ。そんな作業を進んでしたい筈がない。
お上のお告げ
しかし、「モバイル市場の公正な競争促進」を目的に、中古スマホのSIMロック解除に応じることを義務化する通達が、すでに総務省から出されている。
素直に受け入れられずに、渋っているところもあるのが現状だが、その流れは変えられないだろう。
中古端末のSIMロック解除義務化https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1140239.html
勉強しないとね
選択肢が増えることは、ユーザーにとってメリットが多いことではある。一人が何台もスマホを持ち歩くことが、普通になるかもしれないし、キャリア主導のプランを押し付けられるのではなく、自ら選ぶことが出来た方が良い。
5Gの時代が近いそうだが、そんなにハイスペックなものはいらない、という人が、4Gを安価で使い続けたり出来たら良いのだが…。
2つの規格を並行して維持するとなると、却ってコスト高になって、うまみはないかも知れない。期待薄か…。
まあ、何れにしても「賢いユーザー」を目指さないと、黙っていてもお得情報が舞い込んでくる時代では無くなってきているのだ。
森下昌彦(えむもりさん)
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