iPhoneのバッテリー問題に端を発した、交換費用の割引セール期間が終わろうとしている。
自分の使っているiPhoneが対象なのか、外れているのかは、Webで確認してもらいたい。
Appleのページhttps://support.apple.com/ja-jp/iphone/repair/battery-power
交換を決断
妻のiPhoneが、使用中に突然ダウンしてしまうという症状に見舞われていた。
ちょうど、AppleがiPhoneのパフォーマンスを意図的に落としている、との件で騒がれていた時期だ。
バッテリーに問題があるのなら、この機会に交換してみようと考えた。
まず、自分のiPhoneのバッテリーがどの程度劣化しているのかを、あらかじめ確認しておいた方が良いだろう。
方法は簡単。
〈設定〉→〈バッテリー〉→〈バッテリーの状態〉と進んで、「最大容量」を確認するだけ。ここが「80%」を下回ると、かなりヤバイ感じらしい。
ちなみに、妻のiPhoneは「74%」まで落ちていた。「危険水域」はとっくに過ぎている。
持ち込み修理
郵送で修理依頼する方法もあるらしいが、数日掛かる。その間〝電話なし〟は辛いので、持ち込み修理を選択。
Apple Storeか、Appleの正規サービスプロバイダを探すことになるが、ホームページによると、大阪府内でも8件ほどしかない。地方在住だと、実質的には不可能かも知れない。
さらに、アプリから予約しようとしても、混み合っていて予約できない旨が表示されるだけ。〝飛び込み〟しかなさそう。
Apple IDとパスワード
修理によって、データが失われる危険性がある。バックアップは必須だ。また、修理中は「iPhoneを探す」の機能が〝OFF〟になっている必要があるらしい。どちらも、やり方が分からなければ、お店の人が教えてくれるので問題なし。
ただし、ロック画面を解除する「パスコード」と、Apple IDおよびそのパスワードは、忘れてしまうとどうしようもない。ちょこっとメモして持っておいた方が良いだろう。
綿密な侵入経路
僕が行ったのは、ららぽーと和泉の中にあるカメラのキタムラだったが、こういったショッピングモール内のお店だと、建物の入り口から実際のお店の店先まで、結構離れていることが多いと思う。
僕は、日曜日の朝10時の開店と同時に駆け込んだが、お店の前に着いた10時5分には、すでに20人以上の列ができていた。
どの入り口から入ってどの階段を使うとか、入念にシミュレートしておくべきだ。
時間的余裕
タブレットに、名前その他の情報を入力して、受付完了した時点で既に11時近く。このあたりで、「当日分の修理受付は終わりました」との表示が…。予約出来てない人は、ほぼ門前払いに近い。
その後、個別にバッテリーの診断をして、修理がスタートするまでに1時間半。修理そのものの所要時間は2時間強。
それぞれ整理番号を渡されて、「お待ち下さい」って、そりゃあ待つしかないけど…。
いっぱい余裕があると言うか、ズバリかなり暇でないと、時間を浪費することに、罪悪感さえ覚えてしまう。
まとめ
結局、全部終わったのは午後3時半頃。
作業そのものに問題はなく、スムーズにいった場合でこんな感じ。
もし、バッテリー以外にトラブルがあれば、こんなもんでは済まないし、待つだけ待った末に、「修理不能」もあり得るらしい。
キャンペーン期間で安いのは確かだが、期間が過ぎても修理出来なくなる訳ではないし、2,000円程の割引額とこの時間のロス分とを天秤にかけると、なんとも悩ましい。
自分もしておきながら、この言い方は変だが、年が改まってからゆっくりと予約をして、出来るだけ時間を有意義に使うことをお勧めしたい、というのが僕の意見だ。
なお、修理の技術や接客・説明については、一切の不満はない。
四六時中混み合った店内で、にこやかに動き回るスタッフの方には、頭が下がる思いであった。
森下昌彦(えむもりさん)
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