「言葉の大切さ」は分かっているつもりだ。
だから、例えば悪口は言わない。それが自分ルールだ。
誰にとってもひとつとして良い事がないし、第一気持ち悪い。自身の心が汚れていくのが分かるから、気持ち悪く感じるのだろう。
言葉とココロと人生はリンクしている。そう信じている。
心が汚れていては、長い人生において、上昇気流を掴むことをみすみす逃すようなものである。潜在意識に致命的無力感を植え付ける結果を招く。そうなってからでは遅いのだ。
「天に唾する」という言葉もある。良くない言葉を吐く行為が、まさにこれ。
言葉は現実化する
「悪い言葉を吐かないようにしよう」は、確かにそうした方が良さそうだ。しかし、どうせなら「良い言葉をいっぱい吐こう」を付け加えた方がベター。
〝超消極的〟な守り一辺倒の戦術よりも、積極的に攻めに出るべきなのだ。嫌なことを避けるだけの生き方を、楽しいことを探しに出る生き方に転換しよう。
実は、そこが僕の弱いところ、と自己分析している。現状を変えるために、最初の一歩を踏み出さないと…。自覚があるなら、尚更のこと変わらない手はない。
そこで…
変わるために、今すぐにでも出来ることをこの本をヒントに書き連ねてみる。
自己成就予言
「あなたなら出来ると信じているよ」
もしそんなことを言ってもらえたら、どうだろう?もちろん嬉しい。そして、きっとその気になって、メッチャ頑張って、実力以上の結果を残すかも知れない。
しかし、ここでちょっと注意して欲しい。潜在意識的には、脳に入る言葉に人称は関係ない。つまり、他人の言葉も自分の言葉も一緒、区別出来ないのだ。
だから、「自分で言ってしまえ!」ってことになる。それならネガティブワードを浴びる心配なし。
なにしろ、言葉を吐くのは自分自身なんだから、思いのままに〝ポジティブワードシャワー〟を作り出せるのだ。
さらに、こうなったらついでである。
夢や目標を語り続けよう。発信し続けよう。すると何が起きるだろう?そう、協力者が現れるのだ。ごく普通の感覚を持った人なら、ポジティブな空気が好きな筈だ。だから、それを求める人たちが吸い寄せられる。「いいね」の嵐が吹き荒れるだろう。力が何倍にも増幅される。実現可能性が飛躍的に高まる。
夢を叶えたいのなら、その夢を語ることだ。しかも、思いっきりポジティブに語ることだ。
「自分は出来る」
目標達成の後押しとなる言葉は何だろう?疑いの余地はない。「出来る」である。
本当は自信がなくても、構わず「自分は出来る」と口にしよう。そうすれば、勝手に潜在意識が「出来る理由・根拠」を探してくれる。
こうなったら、呪文のように唱え続けるのだ。なにしろ「言葉は現実化する」のだから。「出来る」「出来る」「俺は出来る」。
未来のすべてをストーリー化 未来宣言
自分自身の未来を脚本化して、出来るだけリアルにイメージするようにする。「何となく頭に浮かんでいる」ような程度ではなく、ストーリーも登場人物も設定も、はっきりと言語化できた色付きの未来が描けていることが大切。
最愛の人生のパートナーである妻に、未来を宣言して共有することを試みてみることにしよう。宣言することで実現可能性をあげたいのは勿論だが、足場とも言える家庭環境が強固でないと、何のための人生なのか分からない。僕は、そういう価値観を持った人間だ。
言葉は自分に跳ね返ってくる
自分の人生を、良くも悪くも変えてしまうほどの力を持った言葉である。出来るだけ丁寧に扱って、大切にしたい。
それゆえ、言葉は人を幸せにする力を持った、ある意味「アート」であるとも言える。自分の人生を美しい作品に仕上げるためにも、綺麗な言葉を使って幸せに満たされたいのだ。
まとめ
「良い人生を送る」なんて、良い言葉を使えばいいだけのこと。めちゃくちゃに簡単である。
とは言え、何かに「カチン(怒)」となることもある。いかに冷静で、常に心を整えていられるかも、とても大切な要素なのだと気付かされる。
そこをクリアして、先ずはひと言発することを習慣にすれば、道は自ずと開くのだ。
「自分は出来る」と…。
森下昌彦(えむもりさん)
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