今や「寝だめは出来ない」は定説だ。
体の疲れも、落ち込んだ感情も、その日のうちに綺麗にしておかないと、長引く。パフォーマンスの低下は避けられないだろう。
でも、そもそもの原因に奥さんが絡んでいたとしたら、結果を急ぐのは得策ではない。理由は言うまでもないだろう。奥さんは怖いからだ。そして、女性は感情の生き物だから。
「負債軽減」の前に「家庭第一」
週末に一日中寝ても、疲れの軽減にはならない。昨年、「睡眠負債」という言葉に注目が集まったが、基本的に負債は溜まる一方。長期的なライフスタイルの改善が無ければ、返済はおぼつかない。
だからこそ、やっぱりその日のうちに清算してしまわねば!という気持ちになるのは分かる。
でも、特に感情の乱れにおいては、その原因が人間関係である場合も多いはず。そして、悪いことにその相手が奥さんだったなら、これは一筋縄ではいかない。
奥さんと、冷戦状態になる前に、ぜひ気を付けることを挙げてみた。
1. 一晩おいてから
万が一こじれた場合、「その日のうちに清算」は一旦棚上げしよう。目先の成果を追い過ぎて、ドロ沼に落ちたら大変。自分の頭を冷やすためにも、時間の力を素直に借りるべき。
2. 同じ未来を見ていることを強調する
一時的に意見が合わないこともあるだろう。しかし、それはごく表面的な部分においての話。深い芯のところは共有出来ているに違いない。
夫婦なんだから、ベクトルが同じ方向を向いていることが確認できるだけで、悪い気はしないはず。
現状を冷静に俯瞰するところが、ミソ。
3. 「折れる」と「負ける」を混同しない
でも、分かっていても出てしまうのが「プライド」。ねじ伏せられたふりをしてでも、主導権だけは渡さない。その手法でプライドを維持するのだ。
言い合いになれば敗色濃厚。だから、言わせておいて良いと思う。「負けるが勝ち」とはよく言ったもの。どんどん折れつつも、別のアングルから攻めて、一目置かせてやれば良い。
まとめ
一番身近で、しかも密接に絡んでくる奥さんであるが故、こちらの感情に常に影響してくるのを避けることは不可能だ。しかも、それが必ずしもプラスに作用するわけではないことは、身に染みて分かる。
でも、そんなもんなのだ。仕方ない。
最悪なのは、いつまでもズルズル引きずること。そんな目も当てられない事態を回避するためなら、グッと堪えるくらい朝飯前。
「損して得取れ」とでも言おうか、どうせ男の懐の深さと温かさに、ひれ伏す事になるのは目に見えている。
「その上から目線が腹立つ!」とか言われそうだが、構うものか!思い知らせてやるのみ。うちの妻よ、待ってろ!
森下昌彦(えむもりさん)
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