このタイトルを見て、何とも感じない人は皆無だろう。そう、何だかんだ言っても、皆んなお金は大好きだ。
でも「自分は凡人だし、そもそも目標が高すぎて簡単にクリア出来るはずがない」と考えるのがオチ。
しかし、ホントにそれで良いの?やる前から「無理!」って決めつけて、結局何もしなかった自分とは、金輪際オサラバ!じゃあ、何か始めなきゃ。そう、まずはたった一つの行動のヒントをこの本から得ることにした。「たった1つ」なんだから、やらない選択は無し!
早速紹介しよう。
「ふつうの人がお金持ちになるたった1つの方法」を読んでいる僕の現状
まずはじめに、現状の僕について言うと、残念ながらどうひっくり返っても「お金持ち」ではない。
では、巷のお金持ちが持つ「お金持ちマインド」と、僕の「凡人マインド」とは何が違うのか?
要は、その心持ちの差を埋めることから、第一歩を進めることにする。
気づき 1 「お金持ちになりたい。絶対になる」という切なる思いを正直に認める
「いやぁ、別にお金が全てではないし…」「フツーに食べていけたら十分」なんて言うのが美徳、という考え方もあろう。でも、もういい加減にして、嘘偽りを排除する。
「こうなりたい」に徹底的にフォーカスして、それを実現することに力を尽くさずして、何が人生か?目指す方向をしっかり決めるためにも、大きな声で宣言すべきだ。「お金持ちになりたい。絶対になる!」
気づき 2 欲しいものは高くても買い、それに相応しい人間になれば良い
何でも高級品を買い漁れ!という意味でない。「欲しいもの」であるのは大前提として、なるべく思い切り高いものを手にすることが、モーレツな仕事量と大活躍の後ろ盾となる原動力を生む。
そんな強気な人生論と哲学を貫き通せる豪胆さが、そうした行動から育まれるのだ。
なるほど、百均グッズに囲まれた生活では、いいモノを見る目は養われないだろうし、豊かさとはそぐわない。「ケチったら貯まる」ってモンではないらしい。目先の小銭をケチる前に、お金を引き寄せる自分になれ、って話。
気づき 3 汚くも何ともない、「お金がないと何も始まらない」という事実を認める
気づき 1 とも通じるが、社会や人生は甘い夢だけでは生きて行けないという現実を前にして、「要るものは要る!」という思いを強くする必要がある。
「無いから出来そうにないぞ」と、これまでにどれだけ多くの楽しそうなことを諦めてきたことか。悔しさを呼び戻すためにも、原点に立ち返る。
To Do
上記気づきをもとに、日々僕が積み重ねていくべき行動の数々を挙げてみる。
- 今日いくら使ったか、を把握する。
- 「ノリ」と「フットワーク」は、とにかく軽く。
- 「でも…」は禁止。
- まわりに負担をかけないために、決して飾らず、ありのままに自分から心を開く。
「今日いくら使ったかを把握する」は、出費を少しでも減らせという意味もあるが、それが本当に必要な出費かどうかを、徹底的に吟味する意味合いが強い。
僕も出金簿を付けることがあるが、金額の大小もさることながら、いかにチョコチョコと買っているかがよく分かる。「チョコチョコ」は大抵、後から思えばそれほど必要ではなかったことが多い。深く反省…。
面白いと思うことを、ためらう理由は微塵もない。〝やって後悔〟と〝やらなくて後悔〟は、後者が圧倒的多数なのは、多分誰にでも当てはまる。そして、基本的に「チャンスが膨らむ」ことはない。今この瞬間が最大チャンス。逃さず掴みに行くべし。
「でも」の後に、ポジティブワードが続くことはない。言い訳のオンパレードを許すことになる。それに気付けば、わざわざ可能性を狭める言葉を吐くことの意味はない。言葉が現実化するのだ。意識して「出来る」「Yes」ばかり言ってても良いくらいだ。
それと、当たり前のことだが、人は社会に貢献しなくてはならないし、そのためにもそれに協力してくれる人が多いほど良いだろう。お金って、結局その貢献度や、人を巻き込む力のバロメーターでもある。
自分の思いに共感して欲しいと思うなら、まず自分が心を開いた方が良い。心理学で言うところの、「返報性の法則」だ。最後は、飾らないありのままの自分しかないのだから、自信を持ってそこで勝負。
大丈夫、真剣にこんなことを考えてるという時点で、もう僕はかなり特異な人。つまり魅力的。お金持ちの素養十分な証なのだ。
まとめ
この本の最後には、「真のお金持ちとは、自分が生きたい人生を自由に、思うままに生きている人」と書いてある。
口座にものすごい額があっても、使いたい目的がなければ嬉しくないし、幸せとは言えない。
なるほどその通り!だから、自分にふさわしい喜びや幸せとは何か?を今一度問い直してみる必要がありそうだ。
目の前にあることが、本当にしたいことなのか?ワクワクすることなのか?は常に最も重要な問いかけである。
お金は、幸せを得るための大切なツールであることは間違いない。でもそれはあくまでも「ツール」であって、幸せそのものではない。
何を実現したいかは人それぞれで、幸せの形も違って当然。問題は、それに対してどれほど貪欲になれるかであって、「たった一度の人生、目一杯生きようよ!」というのが、著者のメッセージだと見た。
「たった1つ」は小手先のテクニックではなかった。自分の心と対峙することは、ここでもやはりみなぎるパワーの根源。道のりは長いかも知れないが、「さぁ、頑張ろっか!」という気分にさせてくれる、オススメ本である。
森下昌彦(えむもりさん)
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