テニスは相手がいないと出来ないスポーツ。
それはもちろん間違いでは無い。でも、実際の試合では、ラリーが長く続くことは意外に少なくて、ボールが2~3回往復したら終わりというケースが殆ど。
つまり、サーブの重要度がとても高いということ。
さらに、サーブはテニスの中で、唯一自分が好きなように打てるショット。相手の打ったボールを返球するのでは無いので、〝合わせる〟必要がなく、その意味で技術の習得が容易い(はず)。
ならば、一人でも黙々と練習すれば良い。
周りから、「友達居ないんだぁ…」「クライ人っぽい」というネガティブな視線を浴びることが予想できるので、最初はためらうがすぐ慣れる。
ならば絶対にやってみるべし。「ひとりサーブ練習」にオススメのコートを紹介する。
たったひとりのサーブ練習に適したコートはココ
ひとりでサーブを打ち続けるなら、それに適したコートとそうでないものがある。
一番困るのが、複数のコートが横にズラッと並んでいるタイプ。できれば1面だけ単独で配置されているものが望ましいが、2面だけが横並びのものも、ぎりぎりセーフ。
フェンスの角に向かって一方向にのみ打てば、後でボールを集めやすいし隣の邪魔にはならない。
でも、例えば3面、4面の真ん中に挟まれたコートだと、それは不可能。球拾いをしてくれる人がいないと、すぐ隣へコロコロと行ってしまう。
浜寺公園
今回出かけたのは、堺市の浜寺公園内のコート。
その中の「南コート」は、砂入り人工芝が2面、クレーが2面の計4面あるが、全てが単独に配置されていて、隣のコートとは一切干渉しない。
「北コート」は、砂入り人工芝4面、アンツーカー4面がそれぞれ横並びになっているので、端のコートが取れれば良いが、そうでないと厳しい。
あと一つ、「泉北臨海緑地コート」もあって、ここは砂入り人工芝8面が縦に並ぶ細長~い配置で、今回の目的にはおあつらえ向き。でも、運河を挟んで随分と遠いので、電車利用でのアクセスは事実上NG。
よって、やはり「南コート」を選択。
軽井沢?言い過ぎ?
南海本線の「浜寺公園」からも、阪堺電車の「浜寺駅前」からも目の前。
入ってすぐを左手に進むと、「テニスコートA,B,C,D」の表示が見えるはず。その途中に「管理事務所」があるので、そこで手続きを済ませる。
ここのコートは、「森の中にひっそりと佇む」といった風情で、見ようによっては避暑地のリゾートっぽい。静かで良い感じ。
サーフェスも綺麗で何の問題も無し。完全に練習に没頭してしまった。〝お試し〟で1時間だけ押さえてみたが、気候が良い時なら2~3時間でも平気だろう。
緑が溢れる公園の中は、やはり文句なしに気持ちいい。テニスももちろん良いが、たまには、半分ピクニック気分でもいいかぁ、ってくらいの〝ゆるさ〟も必要だろう。
追伸
僕の住む大阪市内からは、阪堺電車を使ってなんと¥210。安い!
手軽に財布にも優しく公園を楽しめるのはありがたいが、大きなラケットバッグとボールかごを持っていると、狭いチンチン電車に乗るのはやや気が引ける。
あまり大きなスペースを独占してしまわないように、マナーを守るのは当然、テニス界の広報&普及員でもしているつもりで振る舞いたい。
森下昌彦(えむもりさん)
最新記事 by 森下昌彦(えむもりさん) (全て見る)
- 「この曲は現在、この国または地域で入手できません」ってなんだ? 〜iPhoneで音楽が聴けない時の対処法〜 - 2022年1月23日
- ドイツ人はなぜ「自己肯定感」が高いのか 〜ドイツ車に乗ってもドイツ人の様にはなれなかった僕が今思うこと - 2022年1月16日
- 年賀状作りはオワコンなのに、僕がそれをやめない理由 - 2022年1月8日