サーブ練習に適したコート 第2弾 ~浜寺泉北臨海緑地編~

前回に続いて浜寺公園のテニスコートを紹介するが、今回は、南海本線または阪堺線の駅側からは随分と遠い、「泉北臨海緑地」内のコートのお話。

遠くてアクセスが悪いところが問題だが、それゆえメリットもある。早速紹介しよう。

サーブ練習に適したコート 第2弾

現在の浜寺公園には、1960年頃まで海水浴場があったそうで、当然ながら白い砂浜が広がっていた。「白砂青松」の景勝地だったのだ。

その後沖合が埋め立てられて工業地帯となったが、昔の海岸線と新しく出来た埋立地の隙間の海はそのまま残されて、「浜寺水路」という名の運河が今もある。

波のない細長い水面が残って、漕艇場としては打って付け。

漕艇場
緑と水が落ち着く

遠いよぉ〜

その埋立地側の「泉北臨海緑地」に、テニスコートがズラッと8面並んでいる。

コートは「横並び」ではなく、縦にひとつずつ独立する形で並んでいるので、隣のコートにボールがコロコロ転がっていくことがない。その点で、「ひとりサーブ練習」には超おあつらえ向き。

運河は良いとしても、高速道路がすぐ横にあってかなりうるさいが、緑がいっぱいで集中はできる。オススメだ。

ただし、前回の投稿でもご紹介した通り、電車でのアクセスは事実上不可能と言って良い。

もし浜寺公園駅から歩くなら、臨海線の浜寺大橋を渡ってグルっと迂回する形になってしまう。Googleマップで検索すると、「徒歩21分」と出た。暑かったり、荷物が多かったりすれば1.8キロはかなり厳しい。

車でのアクセス

そこで、車にご登場いただく。阪神高速湾岸線の南行きなら「浜寺」で、北行きなら「高石」で降りてすぐの所なので、便利でわかりやすい。駐車場も広くて良いが、駐車時間が長くなればそれなりに高くつく。

浜寺公園のサイト

臨海緑地駐車場
細長〜い駐車場

ご近所さんが多い?

そんな理由からだろうか、ここを使っておられるのはご近所の方が多いように感じる。コート脇に自転車がたくさん停まっているのだ。

アクセスが悪いのは、自転車利用が可能な方にとってはメリットでもある。それは空いているから。

予約のサイトを見ても、利用日直前でも他のコートより空いている確率が高いように思う。「ちょっと不便だけど仕方ない…」という時にのぞいてみる価値はありそうだ。

浜寺漕艇場
猫も観戦にやって来る

あとひとつ。管理棟に更衣室があるのはありがたい。

更衣室とシャワーくらいは何処に行っても有って欲しいが、残念ながら僕の知る限り、公営コートでは殆ど無いに等しい。

そういう文化的なところにお金が回るようになるのが、本当の意味での「先進国」だと思うが、そうなっていって欲しい。

一時的に特定のスポーツが盛り上がるだけではダメで、下地をしっかり作っていくことが大切なのだ。

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森下昌彦(えむもりさん)

大阪在住50代。妻と1女1男。  長く医療業界に携わったが、軸足を移すことを模索・実行中。 詳しいプロフィールはこちら