お店で、いわゆる「見てるだけ」状態の時に店員さんに声を掛けられると、正直言って鬱陶しい。
しかし、ただ「鬱陶しい」で終わっていては、ちょっと自分にとっても損な気もする。
店員さんには声を掛けよう
買う気が0%の、純粋「見てるだけ」状態なら、さっさと退散した方がお互いのためかも知れない。
でも、そうじゃなくて僅かでも興味があって見ているのなら、ここは思い切ってこちらから店員さんに声を掛けるくらいの勢いがあっても良いかも?
と言うのも、先日マツダのショールームで担当の方と長く話した時に、「この人、クルマ好きなんやなぁ…」ってことがありありと伝わって来た経験をしてしまったから。
僕も、好きなことはしっかりとあちこちから情報を集めるタイプなので、興味がある車については色々と知ってはいるが、もちろんプロには遠く及ばない。
すると、ピタリと絶妙なトピックで話を盛り上げてくれたりして、「この人も好きなネタを披露できて嬉しいのだ」と確信してしまった。
自分の気持ち、その場の空気感、車に対する愛情、相手の感情。結果として、全てがアゲアゲじゃないか!
そう、自分と同じ種類の人間に触れると、パワーを貰えるのが人の性なのだ。
助けてもらうのなんて恥ずかしくないもん!
それなら、そこに便乗させてもらった方がいいに決まっている。
キャノンのショールームに行った時もそうだった。
カタログだけでは分からない話を聞かせてもらって、お得感満載だった。
思いがけない得ダネにありつけるかも知れず、コミュニケーションの鍛錬にもなって一石二鳥(鍛錬なんて言うとちょっと気が引ける?)。
歳をとると見え方が変わる
ただ、物を見て回ると言う行為にも、効率を少しでも吟味しながら行動した方が良い。だって、時間は無尽蔵にある訳でもなし…。
歳をとってよりそう思うようになったから、ちょっと変えてみようと言う気になっているのか、それともただ単に無遠慮になって初対面の人とも物怖じせずに話せるようになっただけなのか。
どちらも正解だと思うが、人の力は借りた方が良い、というのもまた真である。
「力を貸してあげよう」と思って貰えるように、自分磨きを怠りなく続けるのも並行して、ますます行く末を明るく照らしていきたいのだ。
森下昌彦(えむもりさん)
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