EOSの最上位機種に使われるバッテリーLP-E6NHと、そのバッテリーチャージャーであるLC-E6に、問題発生を匂わせる事象が見られたので、ご報告まで。
EOSの充電器に問題発生?
LP-E6、LP-E6N 、LP-E6NHの3つは、現行EOSの上位機種で広く使われているバッテリーパックで、全てに互換性があるのでとても便利。
RPを除くRシリーズ全機種、5Dシリーズなどがそれに当たる。
問題詳細
いつものように夜に充電器に挿したまま寝た。
朝起きると「充電完了」を示す緑のインジケーターが点いているのが通常だ。
しかし、その時はオレンジ色が高速でチカチカ点滅していた。「充電中」ならもっと遅いリズムで「ピカッ ピカッ」と光るはずで、明らかにおかしい。
もう一度挿し直したが、変わらなかった。
Canonのホームページで確認すると、「何度かやり直して状況が変わらなければ、サービスセンターに相談せよ」の旨が書いてある。
わざわざ書いてあるということは、よくある事象であることが窺える。
https://cweb.canon.jp/e-support/products/eos-d/131008lp-e6.html
今年は寒い
修理に持ち込むにしても、先方は平日の日中しか対応してくれないし、どうしたものか?
そんなことを思いながら、もう一度コンセントに挿してみると、何事もなかったように充電が始まったのだ。
「あれ?何だったの?」
本格的な故障の前兆だったら困るので、仕様書を読み直してみたのだが、大いに引っかかったのが「使用可能温度:+5℃〜+40℃」というところ。
なるほど、今年の冬は寒い。我が家はマンションなので機密性は高いと思われるが、それでも無人の部屋なら夜はかなり厳しい。
要するに「寒すぎてエラーが起きた」と思われる。実際、その点を気を付けると、その後何ら問題は起きていない。
ついでに、例えばiPhoneならどんなものか?と調べてみた。
iPhone12 Pro
動作時環境温度: 0℃〜35℃
保管時(非動作時)温度:-20℃〜45℃
大差ない。総じて「精密機器は温度変化に弱い」のだ。
寒ければ固まるし、暑ければ暴走する。「気難しいヤツめ!」と思わずにケアしてあげよう。ずいぶんお世話になってるし…。
まとめ
EOS 5D Mark3 ユーザーの僕は、次の機種としてR6を狙っているので、今後もこのバッテリー並びに充電器を確実に使う。
修理あるいは買い替えとなると、それなりの出費も覚悟しないといけないだろうが、その点では安心した。
改めて、「精密機器は温度変化に弱い」を再認識出来たので、要注意だ。
森下昌彦(えむもりさん)
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