安物に囲まれていたら、自分が安物になってしまう
今どき、ボールペンくらい100円で売っている。そんな値段でも、品質的には十分満足できる。
万が一ハズレを引いたとしても、そんなには困らない。何しろ100円だ。すぐに諦めが付く。
しかし、世間一般にはそれなりの立場だと思われて当然、50を優に超える年齢だ。いつまでもノベルティとか、オマケみたいなのばかり使っていて良いものか…。
確か、樺沢紫苑先生の「ムダにならない勉強法」に、「気に入ったペンとノートで、手書きで勉強した方がいい」ということが書いてあったはず。
スマホでフリック入力したり、キーボードで打ち込んだりするだけでなく、実際に手書きした方が記憶に定着しやすく、効率的だと。
そりゃあ、そうだろう。しかも、それがお気に入りのペンとノートであったなら尚更であることは、容易に想像できる。
びっくりするほど高額なペンを買う気にはならないが、インクが出にくくなったからと言って、躊躇なく捨ててしまうには気がひける程度のものを選んでみようと思う。
「高級」と言うほどではないが、ちょっとだけ高額なボールペン「三菱ジェットストリーム」
実は、妻は文具オタクだ。こういうものを探している、と伝えたら、スラスラと数点のお薦め品が提案された。
別に迷うほどではない。こだわりがあるわけではないので…。直感で「ジェットストリーム」を選ぶことにした。
「ジェットストリーム」の評判は耳にしていた。特に気にしていなくても知っているというのは、かなりな事ではないだろうか。
WEBサイトを見ると、
- 書き味なめらか
- 優れた速乾性
- インクが直流・逆流しない
とか書いてある。
最高品質間違いなし
「書き味」というのを、的確に言葉で表現するのは、いささか難易度が高いが、気になる「引っかかり」のようなものは全くなく、極めてスムーズなのは、過大広告でもなんでもないことがすぐ分かる。
必要以上にインクが「ボトッ」と出てしまって、汚れてしまうこともない。
ワンランク階段を上ったような気がする
僕の場合、ボールペンは仕事中も肌身離さず持っているものなので、それが「ちょっといいモノ」だったら、モチベーションも上がって好都合なのだ。
そういう意味もあって、金属調に見えるボディーを選ぶことをお勧めする。中身がどんなに良くても、見た目が明らかにプラスチックだったら、安物に見えて当たり前だ。その程度の見栄はどんどん張るべきだろう。
見栄を張るというよりも、現状よりも少しだけ上を「演じる」ことで、ステップアップを引き寄せるのだ。ペン一本に過ぎないが、お気に入りのいいモノに囲まれて、人生を好転させる。毎日の小さな積み重ねが、幸せを呼んでくると信じている。
まとめ
今回10%のディスカウントで、777円でゲットした「ジェットストリーム」であるが、確かに安くはない。だが、替え芯もあるし、ずっと使えることを考えると、それほど高くはないだろう。
明日から、字を書くのが楽しくなってくるはずだ。もっといいものを持つにふさわしい人になることを目標に、明日からも頑張れるなら、それでいい。
昨日まで使っていた、あるお店の名前が入ったペンは、もちろん即刻捨てた。インクの出が悪くて気に入らなかったのだ。ミニマリストを標榜する身としては、ムダな「もったいない」は、ノイズを生むもとだと考えている。
森下昌彦(えむもりさん)
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