冬である。そう、駅伝シーズンなのだ。
娘が通う学童保育では、夏のキャンプと並んで、冬の駅伝大会が「メインイベント」となっている。
大人だって、負けていられない。
再挑戦
その駅伝大会に、「大人の部」があって、そこに、「腕に覚えがある」保護者たちが、何人か参加することになっている訳だが、「腕に覚えのない」僕もなぜか担ぎ出されて、過去に3回ほど走ったことがある。今年、1年のブランクを経て、再びエントリーする予定になっている。
ちなみに、春と秋の小豆島のマラソン大会に出まくっていた頃のベストは、ハーフで2時間4分台、10キロで51分台というレベルだ。アップダウンがあるコースであることを思うと、そこそこに満足感はあった。
低く見積もり過ぎている
その前後は、今思うと結構走り込んでいた。しかし、さらに上のレベルを目指せるほどのポテンシャルが、自分に備わっているとはとても思えなかった。もう限界に近いのではないか?という気がしたのだ。そして、同時期に膝を故障した。年齢も50を超える頃と重なっている。
つまり、そこそこの満足感と引き換えに、諦めたのだ。「降参」である。
改めて自分に期待してみる
年が改まって、今お正月に思うこと。「出会ったことのない自分に出会ってみたい。」
これまでの自分とは違う自分に変わっていくことが、一番大切なことだろう。「追い詰められた感」が強くなってきたのか、そこを目指してみたくなっている。
そのために、持てるものを存分に出し尽くせる自分になりたい。ここまでやれば十分、と思えるところで止めることを繰り返しては、決して大きな成長は望めない。出来るだけ大風呂敷を広げて、宣言し、自分をその気にさせなくてはならない。信じるのだ。現状の自分とは、まったく繋がりを欠く、と思えるほどぶっ飛んだ目標であっても、いっこうに構わない。
有言実行
普段からトレーニングを積んで、去年の大会でも颯爽と駆ける姿を見せてくれた、ある保護者の方の名をあげて、家族に「目標は〇〇さんや!」と宣言してしまった。
家族の反応は冷ややかだったが、今に見ておけ。
そろそろ練習に熱を入れないと間に合わない、と、少し長めの距離を走り出したら、当たり前だがかなり厳しかった。フラフラとは言わないが、堪えた。その道中で、事もあろうに学童保育の先生と遭ってしまった。
「頑張ってますねぇ〜!」なんて言われてしまった。全然、頑張ってなんかいない。フラフラだ。しかし、いよいよ引っ込みがつかなくなってしまった。
そう先が長いわけではない。
来月18日、距離はほんの1.4キロほど。新しい自分に出会えるか?楽しみである。
森下昌彦(えむもりさん)
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