出金リストを1ヶ月間付けてみた結果 〜お金は〝削る〟と〝投資〟の両輪で回す〜

身も蓋もない、ど真ん中ストレートな言い方をしてみる。

「僕はお金持ちになりたい」。

だから、自分のお金についての動きを把握するために、出金リストを付けてみた。

この結果をどう受け止めたらいいのか?実は、僕は今すご~く悩んでいるのだ。

よ〜く見てみることにした

今年は、「お金についてしっかりと向き合う」ことを自分に課している。曖昧にしない、ということ。

たくさん欲しいと思うなら、それなりの戦略だって必要だろう。大雑把に、「使い過ぎないようにしたら溜まるだろう」くらいではどうにもならないのは、これまでの経験から痛いほど分かった。

まずは、自分がどういったお金の使い方をしているのかを可視化して、無駄を鮮明に浮き立たせる。

よくある手法だと思う。でも実際にやったことはない。新年を機会に、やってみようと思い立った。

果たしてどうだったのか?

お正月を挟んで、今日までの約1ヶ月間試してみた。

iPhoneの「メモ」に、とにかく一円単位の出費まで書き残す。ただそれだけだが、事前に想像した以上に書き忘れてしまう。だから、厳密とは言えないが傾向はつかめた。

このひと月ほどの出費の総額が、¥50,000ほど。正直なところ「びっくり」した。「多すぎる」と思ったのだ。

これは、いわゆる僕個人の「お小遣い」だと思ってもらいたい。「生活費」は別である。

この間お正月が挟まったので、普段はない「旅費」とか移動に要する出費がかさ張ったのは仕方ないが、それと「本」と「歯医者」の費用を引いて、¥20,000もあった。

「ちょっとコーヒー」だったり「ちょっとパンでも…」の「ちょっと」が予想以上にクセモノだと感じた。

そんなに使ってんのか…

その程度のことにしか使っていない。「飲む打つ買う」は皆無の僕でも、¥20,000とは大きい。

しかし、その¥20,000とて、「暇つぶし」に使った訳では決してなく、例えばこのブログを仕上げるための時間と空間を確保するのに使ったものだ。

「無駄遣い」じゃない、と確信する。

仮に、コワーキングスペースを契約するなどすれば、この¥20,000を半額程度に抑えることも出来るだろう。徹底的に削るのなら方法の1つである。

でも、月¥10,000、年にして¥120,000を浮かせるのに、デメリットも無いではない。

ちょっと気軽に「目の前のマクドでコーヒー+勉強」ではなく、いちいち決まった場所へ行く必要があって、その時間も掛かる。いつも同じ店では〝場所ニューロン〟が活性化されにくいかも…?

そもそも、年間¥120,000を得たくらいでは、「金持ち」への道は果てし無く遠い。

削るだけで充分?

つまり、出費を削るのは必要で、無駄かどうかを見極めるのもとても大切なのは認めるとしても、そればかり続けているだけではダメなんじゃないだろうか?という考え方に及ぶ。

懐を深く、器を大きくしてくれるような出費も必要なのだ。

そこで、現段階での僕の結論。

  1. 〝無駄遣い〟を検証して、さらに削る。
  2. 経験を買う

1.はこれまで通りを継続する。見えるように残すのは、目標達成においては「振り返り・フィードバック」という見地から王道だと思う。

2.については、現状の僕では、「高級レストランに行く」とかはピントがズレていると感じる。それよりも、「人と会う」経験に投資する方が先ではないか?そこに特に注力してみようと考えた。

フリュー
もちろん美味しいものは好き

単純に「お金持ちになりたい」とか言うが、要は人生を変えたいのだ。

大前研一さんもおっしゃっているように、人生を変えたいなら、「住む場所を変える、時間の使い方を変える、付き合う人を変える」しかない。

他力本願的ではあるものの、人の力で自分を引き上げてもらうことを選択する。

まとめ

予想以上に出費額が大きいことに気付けたのは、良かった。「そんなに使ってないよ」と言い張ったところで、数字の前では無力。

また、削って削って全体のボリュームを下げることだけに走ると、結局お金の流れから置き去りにされる気もする。

生き生きと活動的な人との人間関係を膨らませるために、硬直した自分の日常を打破するために、「経験」を買いに出ることをためらわないでいたい。

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森下昌彦(えむもりさん)

大阪在住50代。妻と1女1男。  長く医療業界に携わったが、軸足を移すことを模索・実行中。 詳しいプロフィールはこちら