僕の場合、既に結婚して13年を過ぎようとしている。
「当然ながら」と言っても誰も異論はないだろうが、四六時中イチャイチャベタベタしていたい、などという気持ちは、氷が溶け切った水割りほどに薄まった。
しかし、それが悪い訳じゃない。それぞれのフェーズでの関わり方というものがある。夫婦関係は常に流動的で、それが徐々に「深まっている」だけのことで、その意味では日々のちょっとしたイザコザも、むしろ喜ばしい。
「クソー、もう勝手にせい!」と怒ってしまう前に、頭を少し冷やすのに最適の一冊を見つけた。
早速紹介しよう。
“下重暁子氏著「夫婦という他人」書評 ~目指すは〝付かず離れず〟~” の続きを読む